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2010/10/31

エマニュエル・パユ&クリスティアン・リヴェ(10/22)

10月22日(金)王子ホール 19時
フルート:エマニュエル・パユ
ギター:クリスティアン・リヴェ

J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV1033
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
J.ノヴァーク:フルートとギターのための「春の舞曲」
宮城道雄:春の海
武満 徹:エア(フルート独奏)
     :海へ
     :すべては薄明のなかで (ギター独奏)
ラヴィ・シャンカール:魅惑の夜明け

アンコール/ピアソラ:タンゴの歴史「1900年の酒場」

銀座の真ん中、王子ホール、たった315席のホールでのフルートとギター。前にどこかで見たパユを表す言葉「空気を自在にあやつる男」って本当だなぁと、しみじみ思いました。

今回のプログラムは、まず中央ヨーロッパ、日本、インドと地域でまとめた構成との事。何故だか、リヴェ氏の楽譜の頁がバラバラになっていたようで、どの曲もなかなか始まらない。すっとパユ氏が横から楽譜の順を直したりして、準備が悪いような所もありましたが、それも演出?なのか、おや?と思わせておいて、ひとたび2人が演奏を始めると、ふわ~っと、匂い立つような優美な音色。繊細でいて大胆で、クールで暖かで鮮やか・・・。

キャンバスに2人が次々に絵筆を走らせ、どんどん美しくなっていくのを、目の当たりにしているような演奏でした。どんな色を重ねても、けして濁ることのない美しい絵画のような・・・。

「春の海」なんて我々にとってはお正月に聞く曲、だと思いますが、あの尺八とお琴の名曲が、フルートとギターになるとは・・・。独特のコブシのような吹き回し?もありましたし、お琴のような弦のはじきもありましたし、あらためてこういう曲だったのかと、驚きましたし、感動しました。こういう純日本風の曲の後の、武満徹の浮遊感のある透明な曲がまた素晴らしくて、その後はインド音楽・・・。一緒に旅に連れて行ってもらったような、心楽しい時間でした。

アンコールのピアソラが、これまたとっても楽しかった!もしも時間が許したら、きっといつまでも次々にいろんな曲を弾いているんじゃないかしら、と思えるような息のあった2人の演奏でした。できる事なら、最初からもう一度全部聞きたいです。たいがいの演奏会の後は、いつも思うことですが・・・。

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コメント

パユ様聴かれたのですね~♪
フルートとギターを小さなホールで聴くってとても贅沢な時間ですね。

素敵な時間を楽しまれたようで羨ましいです!

mapleバラードさん、こんばんは!
フルートとギターの組み合わせって初めて聞きました。
どちらも暖かい響きで、本当に時間も空間も何もかも贅沢でした。
また2人で演奏してほしいです~。
あらためて室内楽っていいなと思いました。

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