« 早く結んで~。 | トップページ | クリスチャン・ツィメルマン ピアノリサイタル (6/3)  »

2010/06/09

新日本フィル定期演奏会(6/4)

6月4日(金)サントリーホール
指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ
メゾ・ソプラノ:リナート・シャハム
モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 序曲
   歌劇『フィガロの結婚』より『恋とはどんなものかしら』
   歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より『この心の中の苛立ち、鎮めがたい思いよ』
ハイドン:交響曲第83番ト短調『雌鶏』
 休憩
ロッシーニ:歌劇『セヴィリアの理髪師』序曲
  歌劇『アルジェのイタリア女』より『むごい運命よ、はかない恋よ』
  歌劇『セヴィリアの理髪師』より『今の歌声は』
ハイドン:交響曲第82番ハ長調『熊』

3日と5日がツィメルマン氏演奏会だったので、なんと先週は3日続けてサントリーホールに通いました。こういう音楽三昧って、幸せですー。

指揮者のスピノジさんは、初めて聴きました。新日本フィルのHPに『新星登場!ヨーロッパ戦線に異状あり』とあったので、何かが異状なのかも。

でもこのプログラムの並びは面白かったです。歌劇はメゾ・ソプラノのシャハムさんが、ステージを歩きながら、演じて歌ってくれたので、耳にも目にも楽しい演奏となりました。暖かみがあって、ドラマティックというか、存在感のある声で、オペラのステージで見たら、きっとすごく素敵な演技者であり歌い手さんなんだと思います。

さて、休憩前のハイドン雌鳥ですが、1楽章は軽快に、リズミカルに飛ばしている感じで、ハイドンってこんなに弾む曲を書いていたのかしら?と思うほどでしたが、なんだか聞いているだけでも楽しくなって、おお!良い感じ、とちょっとウキウキ気分になりました。が、なんと、突然オケと合わない…え?振り間違え?とびっくりしましたが、スピノジさんがしきりに目をこすっているではないですか。汗が目に入って痛そうでした。運悪く、ハンカチを持っていなかったようで、楽章が終わると、手で四角を描いてステージ袖に「ハンカチ持ってきて~」って合図していましたが、第1ヴァイオリンの女性から借りて、目を押さえていらっしゃいました。

そんな状態の演奏だったのですが、危ういところをオーボエとかフルートとか、木管がしっかり支えているような演奏で、立て直しをはかり、1曲聞き終えてみれば、なかなかスッキリとした楽しいハイドンでした。こういう時、新日本フィルは管楽器が素晴らしいなって思います。弦楽器はなんとなく弾んでないような・・・、少々おもしろみにかけるというか・・・。そういえば、ヴァイオリンで楽譜を落としていた人もいたし。

休憩後、指揮者のスピノジさんは、お辞儀した後に、ハンカチ持ってきました~って客席に見せてくれました。明るい人柄に客席からも笑いと拍手がわきました。

ロッシーニでも歌に合わせて、ちょっと演技まじりの動きで、なるほど、この辺りも「異状」なのかもしれません。でもそういう所がまったく嫌味なく、音楽も華やかで、リズムよく、気持ちが良くて、会場の雰囲気もとても良かったように思います。

最後のハイドンの熊は、本当のエンディングが分からないのですが、終わると見せかけての繰り返し・・・で、客席からは2回ほど拍手が出ちゃいました。ちらっと客席を振り返って笑いながら指揮を続けていたので、これがオケのHPにあった「ニセモノの終わり」っていう事だったんですね。いやはや、本当に面白い演奏でした。すっかり「スピノジ・マジック」にはめられました。でも楽しかった。

終演後の新日本フィルのtwitterにスピノジさんが・・・。こちら。ハンカチ持ってますね。新日本フィルにまた登場してくれるといいなぁ。

« 早く結んで~。 | トップページ | クリスチャン・ツィメルマン ピアノリサイタル (6/3)  »

クラシック音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/67926/48580913

この記事へのトラックバック一覧です: 新日本フィル定期演奏会(6/4):

« 早く結んで~。 | トップページ | クリスチャン・ツィメルマン ピアノリサイタル (6/3)  »

フォト