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2010/05/04

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(5/3)その1

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さて、昨日の2日目は午後から2つのコンサートを聞きました。昨年までは1日3つ聞いてましたけど、3つ目くらいになると疲れてくるし、やっぱり演奏の印象がまじってしまうので、今年は2つ。そして、今回の目玉とでも言うべきか、ポゴレリッチ様は、強烈な印象でした。

♪午後2時30分 ホールA
エルスネル:交響曲 ハ長調 op.11
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
ピアノ: イーヴォ・ポゴレリッチ
指揮:ゲオルグ・チチナゼ
オケ:シンフォニア・ヴァルソヴィア

公式HPの公演情報に「LFJ初登場の鬼才がなにかを巻き起こす!」 とありましたが、いや、ほんと。静かな竜巻というか、なんと言うべきか、形容する言葉が見つかりません。
1曲目のエルスネルは、ショパンの作曲の先生だったそうです。モーツァルトやハイドンを聴いているような心地良さでした。今に思えば嵐の前の静けさだったのかも。(笑)

こちらの公式レポートブログ「これはもう伝説!ポゴレリッチさんの熱演」を読んでいただけると分かるかと・・・。2楽章だけで20分ですから・・・。このコンサートは1時間を予定されていましたが、1時間半でした。
あれ、2番ってこういう曲だったけ?と思うくらい、時々、DVDの一時停止を押してしまったか、と思うほど、音もポゴさまの手も止まるのだけれど、音楽は間違いなく流れている、という初めの体験でした。5000人の聴衆が固唾を飲んで次の音を待っているような、これだけの人の集中力を一身に集めて、自分の演奏スタイルをつらぬく強さ、1音1音に込めるエネルギーの強烈さが、ホールを静かに力強くひたひたと満たしていく感じ・・・しかも息苦しいほどに・・・。聴衆のエネルギーを全部吸い取って、それを倍増して放出しつづけ、なおアンコールにもう一度2楽章を弾く・・・。しかもほぼ20分・・・。こんなに長くても、まったくだれない音楽って、あるんですねー。

鳴りやまぬ大拍手にこたえて、悠然と楽譜を持って出てきて椅子に座った時、いったい何をアンコールに弾くのだろう?でも指揮者も一緒に出てきたし・・・そして始まった第2楽章・・・さすがにもうこちらの集中力が続きませんでした。オケも指揮者もきっとヘトヘトだったんじゃないでしょうか?ショパンもさぞ驚いていた事でしょう・・・。

こんなに疲れた演奏会って、初めてかも。最後にご自分でグランドピアノの蓋を閉め、鍵盤の蓋を閉め、出てきた時と同じようにゆったりとした足取りで、ステージを後にしたポゴさま。力が抜けましたー。この演奏会より前になんと、アルゲリッチの代役で、デュトワ指揮、フィラデルフィア管でも同じ曲を弾いたそうですが、そっちもすごかったらしいです。

しかし、次の演奏回まで時間があって良かった。どっぷり疲れて、とてもすぐに次なんて聞く気分じゃなかったです。

文字にするとなんだかとんでもない演奏みたいですけれど、こういう演奏ってそうは聞けないと思うし、音楽が崩れない強さっていうのは本当にすごい事だと思います。また機会があったら、聞いてみたいです。

夜はアンヌ・ケフェレックさんの演奏会でした。続きはまた。

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コメント

に、に、20分ですかっthunder
気になって昔のポゴ様CD(アバドと共演)をチェックしたら第2楽章は10分ちょっとでした。
一体どんな演奏だったのか、聴いてみたかったです。

noteバラードさん、こんばんは!
ツィメ様だって11分位ですよね。ベレゾフスキーなんて、7分56秒です。
公式ブログにありましたけれど、「ご本人が "No, I can't."」ってね。(笑)
すごいですよねー。とにかくすべてを圧倒し超越した演奏でした。

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