« エンゼルパイがデビル | トップページ | 半熟カステラ »

2010/04/14

新日本フィル定期演奏会 (4/8)

#460定期演奏会 於:サントリーホール
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
バルトーク:歌劇『青ひげ公の城』op.11(演奏会形式)
指揮:井上道義
青ひげ公:イシュトヴァーン・コヴァーチ
ユーディト:イルディコ・コムロシ
吟遊詩人:押切英希

もう、何年前になるのか、岡村喬生さんと小澤征爾さん指揮の新日本フィルで、青ひげ公を聞いたようなウル覚えの記憶があるのですが、若い頃はこの内容は、ただ猟奇的な恐さ、不気味な話としか思っていませんでした。あらためてあらすじを読むと、どうしようもない平行線の男と女の生き方、愛し方なんですね。

こうして続けてバルトークを聞くと、良く研がれて、磨かれた鏡のようにモノを映す、刃物のような鋭さの冷たさから熱さまで、それでいてなんだか楽しそうだったりする…様々なバルトーク節を聞くことができた感じで面白かったです。

青ひげ公の方は、演奏会形式で、最初、吟遊詩人がPブロックで語りかける所から始まりました。暗いホールの中で、ペンライトで指揮してましたね。その後は、青ひげ公とユーディトが、ステージの前方で多少の演技を交えながら歌い進んでいく演出で、扉が1つ開く度に、その部屋のイメージする色が照明によってステージ後方のオルガンにあてられるので、視覚的にも、不安を募らせられた感じです。

ドロドロとした演奏ではなく、透明で美しい音色なんですが、それが余計に恐ろしいというか、ジワジワと破滅に向かっていくのを誰にも止められない哀しさというか・・・。

来日してからユーディト役のコムロシさんが体調を崩されたと、事務局より説明がありましたが、全く感じさせなかったです。お二人ともハンガリーの方との事。とても素晴らしい「青ひげ公の城」でした。

« エンゼルパイがデビル | トップページ | 半熟カステラ »

クラシック音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/67926/48089631

この記事へのトラックバック一覧です: 新日本フィル定期演奏会 (4/8):

« エンゼルパイがデビル | トップページ | 半熟カステラ »

フォト