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2009/12/29

「猫を抱いて象と泳ぐ」今年一番の素敵な物語

4163277501 猫を抱いて象と泳ぐ
文藝春秋 2009-01-09

by G-Tools

「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子著

この不思議なタイトルの意味が読み進むにつれて、あぁ・・・そういう事なんだ、ってすぅっと気持ちの奥の方に、ヒタヒタと波のように寄せてくるんです。

チェスをさす少年の話なんですが、まったくチェスの事が分からないのが、とっても残念に思いました。そして、この少年…リトル・アリョーヒンが、どんなにか美しいチェスをさすのか、その一手一手を想像するだけで、なんと清々しい気持ちになることか。

後10頁ほどで小説が終わると思ったら、なんだかもう哀しい気持ちになって、結末を知らないまま、本を閉じたくなりました。ずっとこの話が続いて欲しいと思う気持ちと、物語の中の登場人物達の終わりを知りたくない気持ちと・・・。

久々に素敵な小説に出会ったなぁ・・・という感動がありました。美しくて哀しく、そして幸せな、心が穏やかになる、そんなとても素敵な物語でした。

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コメント

美しくて哀しく、そして幸せな、心が穏やかになる、そんなとても素敵な物語・・う~~ん
すごく 気になってきました。
読んでみたいです。

読み終わりたくない物語って~ステキ。
気になりますね。
私が今読んでいる本は先は気になるもののー
どうにもきっつい話で読むのが辛いっす。
道尾秀介著「向日葵の咲かない夏」というミステリーなんですが^^;

bookメロディさん、こんばんは!
実は「王様のブランチ」で松田哲夫さんがずいぶん前に紹介していて
とても誉めていたんです。
それで数ヶ月前に買ったのですが、すっかり
読むのを忘れておりました。(笑)
買って安心しちゃうタイプなんです~。
ようやく読んだらすごく良かった!おすすめです。(^^)v

bookきくまるさん、こんばんは!
きっつい話は辛いですね~。
ずっとずっとこの物語が続いて、主人公が
う~んと幸せになってくれたら・・・なんて
思ってしまいました。
ミステリーはドキドキハラハラですか?

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