« シャア専用アイス・・・。 | トップページ | 紅しなの ぶどう »

2009/09/05

ブリテン「戦争レクイエム」

8月30日(日)午後4時 長野県松本文化会館
ブリテン:戦争レクイエム
指揮 : 小澤征爾  サイトウ・キネン・オーケストラ  
ソプラノ : クリスティン・ゴーキー
テノール : アンソニー・ディーン・グリフィー
バリトン : ジェイムズ・ウェストマン  
合唱 : SKF松本合唱団東京オペラシンガーズ栗友会合唱団  
児童合唱 : SKF松本児童合唱団 09083015

聞いてから1週間たちました。その時の模様は、サイトウキネンのスタッフブログにも出ています。

そして、こちらには、小澤征爾さんとガリーナ・ヴィシネフスカヤさんがこの曲について話されている記事が載っています。 ヴィシネフスカヤさんは、ロストロポーヴィチの奥様であり、ブリテンはソプラノ歌手であった彼女を思い浮かべて作曲したそうです。

オーケストラのコンマスは豊嶋さんでした。そのオケの前に、室内楽を弾く演奏者が、指揮者を囲むように座っていて、テノールとバリトンも指揮者の右と左。後方の合唱団の真ん中一番上に、ソプラノ。子ども達の声は、2階脇の照明室か?壁の向こう側。でも小窓が開いていて、姿はなんとなく見えました。

誰でも、この世に生まれてくる時は、幸せに暮らせるようにと、両親や家族から祈られていると思うのですが、どうして、世の中から戦争が無くならないのでしょう。戦争に行きたい人なんていないはずなのに。音楽を聞きながら、字幕を読んでいると、だんだんに重たく悲しい気持ちにとらわれて、音の響きが美しければ美しいほど哀しい。「サンクトゥス」は本当に清んだ水のように悲しくて美しい響きでした。「アニュス・ディ」と「リベラ・メ」はぞっとするような絶望であり、祈りでもあり…。

終わった後、しばらく会場は静まりかえっていました。それからじわじわと拍手が湧いてきて、きっと誰もの心に去来するものがあったのだと思います。

今年のサイトウキネン・オーケストラは、ますます世界オーケストラ。もう初期のメンバーの方で残っている方も少なくなりました。ベルリン、ボストン、フィラデルフィア、メトロポリタン、ケルン、ハンブルク、ジュネーブ、クリーヴランド…ざっとプログラムを見ても、ものすごいメンバーです。この人達だって、祖国のオケで「戦争レクイエム」を演奏することは、滅多に無いのではないでしょうか。様々な人達が、こうして松本で小澤さんの指揮のもとに集まり、この曲を演奏した事は、なんと素晴らしいことでしょう。音楽は国境を越えて、皆の平和を祈るんですね。

« シャア専用アイス・・・。 | トップページ | 紅しなの ぶどう »

クラシック音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/67926/46131478

この記事へのトラックバック一覧です: ブリテン「戦争レクイエム」:

» ブリテン「戦争レクイエム」op.66 [オペラの夜]
<サイトウ・キネン・フェスティバル松本2009> 2009年8月27日(木)19:00/長野県松本文化会館 指揮/小澤征爾 ソプラノ/クリスティン・ゴーキー テノール/アンソニー・ディーン・グリフィー バリトン/ジェイムズ・ウェストマン サイトウ・キネン・オーケストラ 東京オペラシンガーズ 栗友会合唱団 SKF松本合唱団 SKF松本児童合唱団  昨日のサントリーホールで「班女」を観た後は、どうせ寝るだけなので歌舞伎町のカプセル・ホテルに宿泊。翌朝は早起きして、JR新宿駅地下「ベルク」でモ... [続きを読む]

« シャア専用アイス・・・。 | トップページ | 紅しなの ぶどう »

フォト