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2009/09/14

小澤征爾指揮 サイトウキネン・オーケストラ

9月6日(日)午後4時 松本文化会館
♪ラヴェル : 道化師の朝の歌
♪ラヴェル : シェエラザード  メゾ・ソプラノ : スーザン・グラハム
♪ブラームス : 交響曲第2番 ニ長調 作品73
演奏 : サイトウ・キネン・オーケストラ  
指揮 : 小澤征爾

「戦争レクイエム」の感動から一週間後、再びオーケストラのBプログラムを聞きに松本へ行きました。この日は、NHKハイビジョンでの生中継もあるので、しっかり録画予約して出かけました。

1曲目のコンマスは、小森谷さん、2曲目はジェニファー・ギルバードさんでした。ふわ~っと、柔らかいけれど、とても美しい響きで、様々な色彩がぱっと咲くような、小澤さんのラヴェルは素敵です。

意識して小澤さんを聞き始めた頃、ちょうどラヴェルの生誕100年?か何かで、「ラ・ヴァルス」や、「優雅で感傷的なワルツ」など、演奏会やLPで何度も聞きましたっけ。たしか、「子どもと呪文」というオペラで、アニメをスライド上映しながら、舞台上では演奏会形式で歌手とオケが共演するのを見た記憶があります。

スーザン・グラハムさんも、素敵な声でした。オケも名手揃いで、余裕のある演奏というのでしょうか・・・。去年のサイトウキネンともまた違った響きだな、と感じました。

後半は、ブラームスの2番。コンマスは豊嶋さん。サイトウキネンのブラームスというと、何度もCDで聞いてきたので、あきらかに違う・・・弦楽器には、かつてのうねるような響きが残っているようでしたが、木管、金管が、とてもクールに演奏を楽しんでいる感じで、これは、サイトウキネン・『フェスティバル』・オーケストラなんだなーと思いました。ベルリン・フィルとボストン・シンフォニーの人が一緒に演奏する事自体が、奇跡ですよね。

初期の頃のサイトウ・キネンは、たぶん、久しぶりに会った仲間が、演奏しているうちに、先生をはじめ様々な景色を思い出して、それが響きにのってきて、どんな曲でも「サイトウキネン節」のような厚いうねりが生まれてきて、それがいつしか会場中を埋め尽くす熱として伝わってくるような、ホットな演奏が多かったと思うのですが、今はもうそういう演奏の次の次の段階なのかもしれません。本当に美しい響きで、とても素晴らしいブラームスがヒタヒタと会場にたまっていくような、幸せな演奏を聞くことが出来たと思います。

今年のサイトウキネンも終わってしまいました。

なんと来年の小澤さんの指揮は、ブラームスの1番と再びベルリオーズの幻想がそれぞれ2公演、そしてオペラは「サロメ」だそうです。
詳細はサイトウキネンのHPで。

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