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2009/04/24

エフゲニー・キーシン

エフゲニー・キーシン ピアノリサイタル
2009年4月23日(木)19:00 サントリーホール
プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」からの10の小品Op.75より
   少女ジュリエット
   マキューシオ
   モンタギュー家とキャピレット家
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番「戦争ソナタ」 Op.84
=休憩=
ショパン 
・幻想ポロネーズ Op.61
・マズルカ op.30-4,op41-4,op59-1
・12の練習曲
 op.10より 第1番、第2番、第3番「別れの曲」、第4番、第12番「革命」
 op.25より 第5番、第6番、第11番「木枯らし」
2006年4月以来、3年ぶりののキーシンのピアノは、前よりももっと、太い芯が通ったような力強い演奏でした。
最初のプロコフィエフは、もしかしたらちょっと疲れているのかしら?と感じてしまうような、やや荒っぽさもある演奏に聞こえましたが、彼にとっての「ロミオとジュリエット」は、けして悲しい恋愛物語だけではなく、人間のドロドロしたどうしようもない醜い感情の物語なのかもしれないなぁという気もしました。
続く「戦争ソナタ」もガッチリと組み立てられた建物のような感じで、大きな力があっと言う間にホールの隅々まで行き渡るような、ものすごく骨太な力強い演奏でした。

前半のプロコフィエフが終わって、20分の休憩。なんだか聞き疲れのようなだるさに襲われました。音が強烈に降ってくるというか突き抜けていった後の疲れ。調律の音を聞きながらボーッとしてました。

後半はショパン。同じピアノから出ているとは思えない音。ひたすら滑らかで艶やかで、いったいどんな風に指が動いているのか、もう彼そのモノがピアノの一部のような・・・あ、逆ですね。ピアノが彼の一部なんですよね。

もう夢の中にいるみたいに、後半のショパンはドキドキしたり、ワクワクしたり、ため息が出たり・・・。

終わってみれば、大拍手の中、ステージの真ん中にキーシンがすっくと立っていて、会場の奥まで見回してお辞儀をしていました。
ステージから立ち去るのも、また出てくるのも、なんとなく疲れて見えたのですが、なんとアンコールは1時間続いたのです。

アンコール
1.ショパン:ワルツ第7番 op.64-2
2.ショパン:ワルツ第6番 「小犬」op.64-1
3.プロコフィエフ:歌劇「3つのオレンジへの恋」より行進曲
4.プロコフィエフ:4つの小品op.4より 悪魔的暗示
5.ショパン:マズルカ第40番 op.63-2
6.ショパン:幻想即興曲 op.66
7.モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 第3楽章 トルコ行進曲
8.ショパン:ワルツ第14番
9.ショパン:夜想曲第10番 op.32-2

まさか、アンコールで幻想即興曲が聴けるとは!
会場の人達も、弾いてくれた事、演奏に対して大拍手なんですが、たぶん、もうどこで拍手を止めたらいいのか…。お疲れでしょうに、本当に素敵な演奏をありがとう!と言いたかったです。アンコール途中からは、徐々にスタンディングオベーションの人が増えていき、最後はかなりの人が立って拍手を送っていました。
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コメント

1時間のアンコール!
キーシンってピアノが好きで好きでたまらない感じが伝わってきますね。
疲れていても聴衆の拍手で元気をもらって弾く、聴衆は感動して拍手する、それに応えてまた弾く・・・の繰り返し。
今回のプログラムの関係かアンコールもショパンが多いですね。
ああ、私も早くキーシンを聴きたいです!

noteバラードさん、こんにちは!
本当に、疲れていても、拍手によってまたパワーチャージ!
という感じで、すっと椅子に座ってさぁっと弾いちゃう感じでした。
めずらしくミスタッチもいくつかありましたけれど、
かえって本編よりもリラックスした雰囲気で、とても楽しく弾いている空気が心地よかったです。
あんな素敵な子犬のワルツは初めてでした。

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