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2009/03/09

雨の日はショパン

先週から雨の日が多いですね。春ってこんなに雨が降ったでしょうか?でも、花粉が舞い散らないので、安心でもありますが、雨の翌日に晴れるとこれが大変!苦しいくらいです。明日はどうやら晴れそうなので、今から不安です。

どんよりと垂れ込めたグレーな空と切れ目のない雲。どこからともなく、ポツリ、ポツリと雨粒が落ちてきて、やがていくつかの水たまりを作っていく。視界にも雨の水が作るラインが見えるようになる。そんな雨の降り始めからの景色はけして嫌いではありません。いろいろなゴミを洗い流してくれるようで、ありがたく思います。

そういうどんよりとした灰色の景色の中で、この上なく美しいショパンの音色を聴くのは、とても素敵だと思います。という訳で、ショパンのピアノ協奏曲第1番。

ツィメルマンの弾き振り。最初のオケの一音から、とても丁寧で、愛情が包み込まれたような音がします。ピアノもオケもどこにも濁りがない、どんな音も清んでいて美しいんです。
これを聴くと今までずっと聞いていたのは何だったのかしら?と思ってしまいます。楽譜から読める解釈は無限なんでしょうね。何故なら誰もショパンその人じゃないのだから…。

B00005FJ6F ショパン/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
ツィマーマン(クリスティアン) ショパン
ポリドール 2000-01-13

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第2楽章はとろけるようです。ショパンは、ひたすら溢れ出てくるような美しいメロディを、いったいどんな気持ちでピアノに向かい、五線譜に書いていったのでしょう。音楽が意識から離れていたのかも・・・。心から湧いて、それがそのまま指に繋がっていったのかも。きっとそれを弾いているツィメルマンもまた、弾くという意識から開放(解放かな?)されて、ショパンのごとく指が無意識に動いているのかも。音楽の神様の意志のように。でもすべての音が素晴らしいバランスで鳴ってるんですから、どれだけ弾きこんだんでしょうね。

でも、若い頃のこちらの演奏も好きです。 溌剌として清潔でゆるぎない演奏、第3楽章は、一音一音がキラキラとまぶしいくらいです。

B000060N7R ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番
ツィマーマン(クリスティアン) ショパン ジュリーニ(カルロ・マリア)
ユニバーサル ミュージック クラシック 2002-03-21

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B00005FJNU

ショパン:ピアノ協奏曲第1番
ツィマーマン(クリスティアン) ショパン コンドラシン(キリル)
ポリドール 1999-11-01

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アルゲリッチはとても勢いがあって、疾走していく様がものすごく気持ち良いです。素晴らしく美しく走る荒馬のような…。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
アルゲリッチ(マルタ) ショパン アバド(クラウディオ)

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アックスは、とても珍しい「エラール」というショパンの時代のピアノを弾いています。暖かみのある音で、これは小さなホール…というより、やや広めの部屋で、ピアノやオケの近くで聞いてみたい感じです。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番 ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
アックス(エマニュエル) ショパン マッケラス(サー・チャールズ)

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コメント

私もツィメルマンさまもアルゲリッチさまも
大好きです。6月のツィメルマンさまの
コンサート今は 楽しみにしています。

notesメロディさん、こんばんは!
やっぱり会場で、「生」の音を聞くのが
一番良いですよね!

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