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2009/01/18

小澤征爾指揮 新日本フィル特別演奏会

1月17日(土) サントリーホール 19時30分開演
小澤征爾指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
♪ハイドン:協奏交響曲変ロ長調 Hob.I-105
 ヴァイオリン:豊嶋泰嗣
 チェロ:花崎 薫
  ファゴット:河村幹子
  オーボエ:フアン=マヌエル・ルンブレラス
   (以上、新日本フィルハーモニー交響楽団メンバー)
♪ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(リンツ稿・ノヴァーク版)

年明け初音楽会。いつもはD席とかP席ですが、新年の1回目、そして小澤さんの指揮、新日本フィルの演奏ということで、滅多に買わないS席。1F中央やや左より。この日は、昼間もサントリーホールで演奏会があった為かな?開演が午後7時半でした。会場は、いつもの定期演奏会よりも華やかな感じがしました。

プログラムによると、ハイドンは新日本フィルの第1回定期演奏会(72年)での曲目で、その時も、ソロはオケの人達だったのだそうです。(チェロは岩崎洸)

ハイドンは、とても「幸せな気持ちになれた音楽」でした。音も旋律も響きも演奏も、何もかもが優しくて暖かい、意識せずとも幸福がそこにあるような、本当に幸せな、そういうハイドンの音楽でした。ソリストもオケのメンバーだったのが余計に良かったのかも。席のせいか、チェロの音があまり響いて来なかったけれど、オーボエとヴァイオリンは艶があって美しいし、ファゴットも味があって、オケも小澤さんも、柔らかくてナチュラル、どこにも気負いのない暖かい演奏でした。

ハイドンって弦楽四重奏は良く聞いたけれど、オケはあまり聞いていないかな。それでも、もう10年以上前に、御茶ノ水のカザルスホールで、ハイドンの交響曲全曲演奏という新日本フィルのシリーズがあって、その時には何度か聞いた事があったけれど、そう言えばCDも持っていないし、普段はあまり聞く機会がないかも。ハイドン聞けて良かったぁ。

休憩をはさんでブルックナー。ブルックナーも普段は聞かないですね。どうも、繰り返し聞こうとまでは思えないし、1番も初めて聞きました。他のソロ担当者は、みなブルックナーには出てこなかったけれど、なんとコンマスは豊嶋さん。すごいですね。ソロを弾いた後、コンマスも担当するなんて…。でもサイトウ・キネン・オーケストラもそうなんですが、小澤さん・豊嶋さんが組んだ演奏が一番安心で好きなので、嬉しかったです。

金管や木管がきらびやかに鳴り響き、弦楽器が重く深い厚みのある合奏を響かせると、まさしくブルックナーだなぁ・・・なんですけれど、気持ちが騒ぐような旋律っていうのがあまりない曲という印象でした。でも3楽章から4楽章に入ると、ジワジワと舞台の底の方から発熱してくるような、不思議な感覚。終わってみると、音楽聴いた~浸った~という満足感に包まれておりました。
余韻に包まれたかったのに、あまりに早い「ブラボー」のかけ声・・・う~む。
何度も拍手に呼び出された小澤さんは、とてもお元気そうに見えました。

そういえば、お正月のNHKの番組で、ウィーンで、カール・ベームの奥様が行けなくなったと、ベームから誘われて一緒に行ったオペラは、バーンスタインの指揮だったって言ってましたっけ。舞台も客席も、超豪華。小澤さんの口からベームの名前が出たのを聞いたのは初めてでした。

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