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2008/02/24

「ジャックとその主人」

作:ミラン・クンデラ
翻訳:近藤真理
演出:串田和美
出演:白井晃 内田有紀 宮島千栄 古川悦史 佐藤卓 近藤隼 細川貴司 内田紳一郎 田岡美也子 串田和美
於:吉祥寺シアター

07年『ヒステリア』につづく[串田和美+白井晃]プロジェクトの第2弾。
『存在の耐えられない軽さ』『不滅』で知られるチェコスロバキア出身の作家、ミラン・クンデラの唯一の戯曲だそうです。でも「存在の耐えられない軽さ」は未見なので、どういう感じなのか知らずに22日の金曜夜に行ってきました。

ステージ上に設置されたもう一つの箱のような舞台。現在と過去(箱の中)を行ったり来たりしながら、ジャック(串田)と主人(白井)が何故出会い、そしてどこへ行こうとしているのかが、徐々に語られます。主人は、好きな女性を親友に横恋慕され、ジャックは親友の女性に横恋慕。この二人が、お互いの過去を語り合いながら、恋愛の皮肉な物語が箱の中で演じられるのですが・・・。

過去の打ち明け話の内容は、ドロドロの愛憎劇なのですが、箱の中では、それがコメディタッチで描かれるので、かえって、男と女や親友同士の滑稽さが浮き彫りになっていたように思います。


もしも逆に、主人が串田さん、ジャックが白井さんだったらどんな芝居になっていたのかなぁ?そちらの方が見たかったかも。串田さんの声が時々通らないので、ジャックが主人の打ち明け話を遮ったり、茶々を入れたりする場面の面白さが、ちょっと伝わりにくかったかも。追い詰められたような主人とどこか飄々としたジャック。横恋慕という体験の反対側にいたような二人が、お互いを補い合って、進んでいく。飾りっ気のない舞台は、人生はシンプルなのがいいよという事なのかも。


吉祥寺シアターはとても見やすい施設でした。

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