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2008/01/25

小澤征爾さんの教えるという事

月曜日深夜に放送されたドキュメンタリー番組「棒ふりの運命(さだめ)~指揮者 小澤征爾が伝える真髄~」を見ました。

教えるという行為は、演奏するのとまったく同じエネルギーに見えました。あんな風に全身全霊で「僕は今あなたに自分のすべてを持って教えます」というエネルギーをぶつけられたら、それを受け取る生徒の方だって、全身全霊で受け取って吸収しようという覚悟がないと、駄目だと思いました。「教える」とか「伝える」って、本当に難しいんですね。

指揮者って、どうやったら演奏者が演奏しやすいかっていう事と、自分の作りたい、目指す音楽へ向かうという事を同時に進めていくわけだけれど、教えている時の小澤さんの言葉を聞いていると、今さらながら、驚かされる事ばかりでした。

それにしても、夏のサイトウキネンの頃はちょっと疲れて見えましたが、あんなに精力的に動き回っていたら、どんなに元気な人だって、疲れると思います。少しは楽なスケジュールになったのでしょうか?

今月はベルリンフィルでカラヤンの生誕100年記念コンサートを指揮。小澤さんはインタビュー中には、よく「カラヤン先生」の話をすることが多いし、どんなコンサートだったのでしょう。

さて、そんな忙しい小澤さんの北京でのニューイヤーコンサート。なんとYouTubeにありました。

小澤さんの指揮する天国と地獄なんて初めて見ました。曲目は「地下的奥菲斬」、作曲は「奥芬巴林」。(最後の字は林じゃないかも)

「天国と地獄」が「地下的」?なんで?と思ったけれど、考えて見れば原題知らないんでした。調べてみたら、オペラ・ブッファ「地獄のオルフェ」。地獄は地下的、オルフェは奥菲斬・・・なるほど。こうしてみると「天国と地獄」の方が、かなり意訳だったという事ですね。

それはともかく、指揮をしながらオケの中を動き回ってますね。そして、最後のカウントダウンでしょうか?小澤さんのお隣は、あの可愛らしかったキャスリン・バトル・・・。彼女がお酒のCMで「オンブラマイフ」を歌って一世を風靡したのは、もう何年前でしょう?

そしてこちらの演奏。ベートーヴェンの合唱幻想曲は(1)(2)(3)とあります。ランランの演奏は見たこと(聞いたことも)無かったのですが、曲のせいかもしれませんけれど、繊細でありながら、骨太な演奏に聞こえます。

おっと、発見!エフゲニー・キーシン、小澤征爾、LSOのラフマニノフの2番です!!!しかも3楽章。これはいつの演奏でしょう?小澤さんが指揮棒を持っていないので、割と最近ですね。去年の12月なのかな?小澤さんはやはり暗譜なのでしょうか?総譜を見てないようです。

小澤さんとキーシンのラフマなんて、是非、日本でもやってください!!!ツィメ様とも演奏してほしいけれど。って誰にお願いすれば良いのでしょう?ツィメルマンとの演奏とはまた違ったロマンティックなタメがある演奏ですね。会場にいたらうっとりだなぁ。小澤さんも、キーシンの方を何度も振り返ってオケをあわせてますね。

5分30秒あたりのキーシンの指・・・画像がちょっとコマ送りみたいな感じでなめらかではないとはいえ・・・。疾走するキーシン!すごい。会場を満たす音の洪水を想像しただけで、身震いしちゃいます。

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コメント

ブログへのカキコ、ありがとうございました。残念ながら当番組を見ることができませんでしたが、小沢さんの教えることへの情熱が溢れた良い番組だったようですね。
カラヤン生誕100年コンサートの模様などまた情報がありましたら、教えてくださいね。

xxtorapanxxさん、こんにちは。どんな事にでも全精力を傾ける姿勢は、驚かされ感動します。
カラヤン生誕100年のコンサートはどんなだったんでしょうね。見たいし聞きたいですね。今後ともよろしくお願いします。

Melodyさん、初めまして。

バラードさんのところから来ました。小澤さん私も大好きです。HPを立ち上げるきっかけになったのが小澤さんなんです。(blogの方はほとんどが阪神ネタですが・笑)
私は関西に住んでいるのですが、一時は神奈川に行ったり名古屋に行ったり・・・。「森の音楽堂」にも行きました。暮れに小澤特集が6時間くらいかけてありましたが(再放送)必死で見てしまいました。ほんとに魅力的な偉大な指揮者だと思います。
"小澤征爾さんの教えるという事"この番組見落としたのですが再放送があるようです。よかった・・・。長々と済みません。またお邪魔します。

♪yuさん、こんばんは。初めまして!
野球選手の事はあまり分からないのです。すみません。m(__)m あの特集は見応えがありましたね。音楽塾のドキュメンタリーなど、小澤さんの教えるという姿勢は、本当に全精力を傾けていらっしゃるようで、テレビを通して、見る側にも、「何か」学べるような気がします。今後ともよろしくお願いします。

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