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2007/10/11

ミュージカル キャバレー

パルコプロデュース 於:青山劇場
台本:ジョー・マステロフ
作曲:ジョン・カンダー
作詞:フレッド・エブ
演出:松尾スズキ
出演:松雪泰子 阿部サダヲ 森山未來 小松和重 村杉蝉之介 平岩紙   秋山菜津子 他

「キャバレー」といえばライザ・ミネリ主演の映画をワンシーンをなんとなく覚えているけれど、未見なので内容は全く知りませんでした。青山劇場は満席、斜め後ろには、吉田栄作さんがいましたっけ。月末は彼の「三文オペラ」を見に行くので、なんとなく奇遇な感じ。


「キット・カット・クラブ」の司会者役の阿部サダヲさんがこの芝居を引っ張っているといっても過言ではないでしょう。たぶん、毎回お客さんの反応を見て、あれこれ変えてるんだろうなぁ。すごいなぁ。


ヒトラーの影が日に日に色濃くなっていくベルリンの街で、危険を感じてアメリカに帰国しようとする小説家クリフの森山未來と、恋に落ちたサリーの松雪泰子。そこに出入りする村杉蝉之介はコートを脱げば、腕にナチスの腕章。大家さんの秋山菜津子、彼女に結婚を申し込んだ果物屋を営む小松和重は、実はユダヤ人で。様々な人の普通の人生の歯車がどんどん狂っていくのだけれど、誰にも止めるすべはなく。逃げるように街を去るクリフと、キャバレーで歌い踊り続ける事しか選べないサリー。その後二人がどうなったかは知るよしもないけれど、悲しかったなぁ。


「華やか」な事がどれほど「もろい」かって事が、何度も歌われる同じ歌によって表されていたように思います。前半では楽しそうな歌が、その後の場面によって全く聞こえ方が違ってきて、切なくなりました。


面白かったけれど、欲を言えば、サリーが圧倒的に歌唱力のある人だったら、彼女がキャバレーで歌い続ける事を辞められないほど、その仕事に生きているっていうことが伝わったのになぁ。少々、センの細いエキセントリックな女性で、奔放だけどかわいげのある女性には見えなかったし、演出的にもひと味足りないような感じで、残念でした。

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