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2007/09/03

小澤征爾指揮 『スペードの女王』

昨日、松本のサイトウ・キネン・フェスティバルに行ってきました。
チャイコフスキー:オペラ『スペードの女王』
指揮:小澤征爾 
ゲルマン:ウラディーミル・ガルージン
リーザ:オルガ・グリャーコワ
伯爵夫人:ラリサ・ディアートコワ
エレツキー公爵:スコット・ヘンドリックス
合唱:東京オペラシンガーズ
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
演出:デイヴィッド・ニース
装置・衣裳:マーク・トンプソン
照明:高沢立生
振付:マーカス・バグラー
(メトロポリタン歌劇場所有プロダクションを使用)
於:まつもと市民芸術館 開演15:00 終演19:00


原作は、プーシキンだそうですが、オペラの物語はチャイコフスキーによってだいぶ変更されているそうです。とはいえ、ちょっと救いのない物語です。みんな運命に負けてしまって、死んでしまうんですから哀しいですね。


舞台は、照明と美術が素晴らしかったです。黒、グレー、白というモノトーンの衣装に、さまざまなライトが当たることで、1幕は楽しく、2幕は不安、3幕は破滅がすべて表されていたように見えました。第1幕第2場のレースのカーテンがとても美しかったし、その向こうのバルコニーにはまだ希望が見え隠れしていましたが、第2幕第2場の伯爵夫人の部屋は、扉のわずかな隙間からもれる光とか、部屋にともされた灯りとか、不吉に見える赤い布とか・・・。視覚にも物語が訴えてくるようなステージでした。


サイトウキネン・オーケストラは、潮田益子さんがコンマスだったと思います。様々なパートのソロは光ってるし、ティンパニーやコントラバスは重々しく、弦は美しく、管楽器はきらびやかだし、合唱もずっしりとした響きなので、耳にも目にも、物語がたっぷりと押し寄せてくるような、チャイコフスキーのオペラでした。オペラって本当に総合芸術なんですね。

25分の休憩を2回はさんで、すべてのカーテンコールが終わった時には7時でした。4階席だったのですが、あまり冷房がきいていないので、暑かったです。だから終わった時には、音楽の心地よい疲れだけではなく、暑くてちょっと疲れました。市民芸術館は冷房が効かないのかなぁ?上のフロアには、飲み物を買えるところがないので、次回からは、ペットボトル持って行った方がいいかなぁ。


それと、各階にだいたいの時刻、1幕は何分とか、終了予定は何時とか貼っておいてくれるといいんですけれどね。そうそう、年々すごくなるのが、デジカメ、携帯による撮影です。カーテンコールになったら、あっちこっちからフラッシュ、シャッター音、デジカメの液晶画面の明かり・・・。注意する係りの人もまったくいないのですが、良いのでしょうか?もう何年も前になるけれど、東京文化会館で、カルロス・クライバーがカーテンコールに出てきた時に、前の方の席の人がカメラでフラッシュをたき撮影してしまったんですが、クライバーはそれきりカーテンコールには応えてくれなかった事を思い出しました。

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