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2007/09/20

狂言見てきました。

昨夜、初めて狂言を見てきました。『第1回東京ミッドタウン 能狂言』というイベントで、芝生広場にパイプ椅子が30列くらい並べてあり、野外ステージが組まれて、夜風に吹かれつつ観劇するという素敵なイベントでした。雨ならば順延はなく中止とのことで、昼から曇り空を見上げては少々不安でいました。会社を出る頃にはパラパラと降り出したので、折りたたみ傘を片手にとりあえず会場へ行ってみたところ、着いた頃には止んでいて、足下の芝生からは雨と草の香りがして、夜風も涼しく、蚊もいないようで、野外で見る初めての狂言の舞台をワクワクしながら待ちました。


大蔵流狂言「三番三」(さんばそう) 茂山正邦/茂山 茂 ほか
大蔵流狂言「仁王」(におう) 茂山千五郎/茂山千三郎 ほか
和泉流狂言「蝸牛」(かぎゅう) 野村 萬斎/石田 幸雄 ほか


午後7時を少し回った頃、開演となりました。最初の「三番三」は「特別な公演でのみ演じられる祝祷の演目」だそうです。美しい舞と笛や鼓で、昔の人は寺社の中の狭い空間で演じていたんでしょうが、こんなに広い空間ではマイクも必要。スピーカーから聞こえる音が、割れているのは残念に思えましたが、仕方ないですね。こういう日本の文化を全く知らずに過ごすのは、なんだかもったいなかったなぁ、と思いましたけど、この年齢になったから楽しめるのかもしれないです。動きの1つ1つにはきっと意味があるのでしょう、不勉強でサッパリ分かりませんでしたが、なんとなく厳かな雰囲気を味わいました。


次の「仁王」は、仁王になりすました男が、参詣人がお供えをしていった物をだまし取る話でした。参詣人が、一人一人、お供え物を差し出しつつ願い事を言うのですが、どうやら仁王役の方が気にしている阪神タイガースの勝負の報告や、萬斎さんもいいけどこちらもよろしく、と言ってみたりと、決まり事の台詞ではないので、面白かったです。


その後20分程の休憩。会場内には、虎屋と京はやしやという和菓子やお茶やさんの屋台が出ていて、やっぱりコーラやコーヒーではなく、アイスグリーンティが似合う場所なんだなと、主催者側の設定に関心!


そして最後の演目は「蝸牛」。主から長寿の薬だからカタツムリを捕ってくるように言われた太郎冠者。カタツムリを知らないので、特徴を尋ねると、「頭は黒くて、腰には貝殻、角がある」と聞かされ早速探しに出かけるのですが、昼寝中の山伏を発見し、カタツムリと勘違いしてしまいます。山伏役の萬斎さんが、それはそれは滑稽に「でんでんむしむし・・・」と謡い踊り動き回るので、だんだん太郎冠者も主も楽しくなっていき、気がつけばなんだか客席みんなも巻き込まれて、楽しくなっていました。

屋外であんなに広い空間で見るものではないのでしょうけれど、初めての狂言は、とっても面白かったぁ。

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