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2007/07/20

小澤征爾音楽塾でカルメン

昨日、19日神奈川県民ホールで「小澤征爾音楽塾 カルメン」を見てきました。オペラといえば、まずカルメンを思い浮かべる人も多いかも。「カルメン」と聞けば、自由奔放なジプシーで恋多き女、勝ち気、わがまま、魅惑的・・・と、キャラクターも有名。でも、昨夜のカルメンは、わりとサバサバで色気たっぷりとは見えなかったです。どちらかというと、ホセがひたすら情けない駄目男。ミカエラはしっかり者で、もしかしたらカルメンよりも強いかも、と見えてしまいました。

【ネタバレです】
第4幕、何故ホセは、闘牛場にミカエラと手を繋いで登場したのかなぁ?ホセはどうしても諦められないカルメンをなんとしても引き留めようと、必死の思いでやってきたのだと思うのだけど、ミカエラと一緒に来たのが不思議。しかもミカエラは、闘牛場の中から、ホセとカルメンのやり取りをただじっと見つめている。愛する男が他の女に恋いこがれ、嫉妬に狂って殺人を犯すシーンを見せるのは、かなり残酷な演出なんじゃないかしら?昨夜のミカエラは気丈でしたが。でも普通だったら、止めに入りそうなものだけど。それでも、音楽塾のデイヴィッド・ニース演出は、オーソドックスで分かりやすくて、舞台もスッキリとしているので好きです。何しろ、東京オペラの森のロバート・カーセン演出は、面白くないとも言えないけれど、ちょっとびっくりする事が多いので。

オケは、盛り上がっていくぞ!という所で、がくっとくる音程外しが何カ所かあって、残念。でも初日ですからね。コーチの先生方によっては、生徒さんの横に座って演奏せずに楽譜を見て、幕間にアドバイスされているようでした。全体的には、もう少しドラマティックに盛り上がって欲しかったです。3幕で、不吉な占いの結果が出たあたりから、破滅に向かっていくカルメンとホセのドロドロした感じがあって欲しかったです。合唱は、生き生きと動きがあって、良かったです。

ジェシー・ノーマンのカルメンを聴いていたから、物足りなかったのかな。このCDのカルメンは圧倒的な存在感です。実際にはジェシー・ノーマンがステージ上でカルメンを演じるなんてことはないけれど。

小澤さんは、いつも、コンコンコンという木を叩く音が聞こえるとステージに登場します。昨日も聞こえました。あの音が聞こえると、さぁ始まるぞ!といつもワクワクします。初めて聞いてから、30年位になるけれど、変わらない行動ですね。でも終わった時には、ちょっと疲れているように見えました。

6時半開演、全4幕、10時終了でした。

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