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2006/12/18

新日本フィル定期演奏会

サントリーホール 17日(日)19時15分~
指揮:小澤征爾
ピアノ:ユンディ・リ
♪プロコフィエフ作曲ピアノ協奏曲第2番ト短調op.16
♪チャイコフスキー作曲交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」作品13

当初16日の演奏会の予定が17日になり、ルトスワフスキ作曲の管弦楽のための協奏曲が予定されていたのですが、いったいどういう事情があったのか、ピアニストのユンディ・リが参加することになり、プロコのP協2番と発表されたのは、たしか11月の頭でした。びっくりするやら、嬉しいやら・・・トリフォニーの方はラヴェルのP協と聞き、あぁ、そっちが聞きたい~!とちょっぴり悔しかったり・・・。曲目変更でキャンセルが出て、追加発売があったので、結局、トリフォニーのチケットも買いました。
小澤さんはどんな時にも暗譜ですが、あのプロコフィエフを暗譜して、すっぽり包むように励ますように、煽るようにオケを持って行くというのは・・・やはり新日本フィルとの長年の演奏活動もさることながら、なんとものすごい・・・としかもう言葉が見つかりません。ユンディ・リも去年聞いた時は、さわやかですっきりと美しい演奏で、澄んでる音がすぅっとホールに響き渡る・・・という印象でしたが、昨夜はもっともっと力強く、時に繊細でありながら、大胆でもある・・・4楽章はたしかに音楽の神様がストンと彼に降りてきた・・・と思えるような、ものすごいエネルギーを発する演奏でした。最後の1音を立ち上がりながら弾ききった時の、ユンディの表情は、あっち側の音楽の世界から、こっちに戻るまで、ちょっと間があったように見えました。そしてそのまま小澤さんの腕の中に倒れ込むようにハグし合ってましたけど、感極まるというか、全部出し切った瞬間だったのかもしれません。アンコールはショパンのノクターンop.9-2でした。でもあれだけ全身で力出し切って弾いた後は、たぶん、心も体も指も静まらなかったんじゃないかなぁ?少々元気の良いノクターンでした。小澤さんもユンディ・リも新日本フィルも、前々日が多摩パルテノン、来週は、三重、トリフォニー2夜、そして富山でも演奏会があるそうなので、大変なスケジュールですね。そして、来年の5月にはベルリンフィルで小澤さんと、ユンディ・リ君の二人は、またまた協演して、ルトスワフスキのピアノ協奏曲を演奏するらしいから、録音の計画でもないのかしら?と期待してしまいます。
後半のチャイコフスキーの1番は、レコードなどでは聞いた記憶があるけれど、CDではないです・・・という位に古い記憶なので、ほとんど覚えていないです。たしか30年位前に、小澤さんと新日本フィルでチャイコフスキーの2番「小ロシア」を聞いた事がありましたっけ。懐かしい・・・。「冬の日の幻想」は昨夜のような寒い日にはぴったりでした。弦や管が、分厚い絨毯を織り込むように、幾重にも重なっていく・・・。外は寒いけれど、心は熱くなるような演奏でした。小澤さんと新日本フィルの演奏もCD化してくれたらいいのになぁと思います。

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コメント

このレポートは、なんか凄さを感じます。
でも私、ほとんど理解できません(笑)
小澤さんもユンディ・リさんも凄い人なんだ。
小澤さんが凄いのは知っていましたが、コラボ
レーションすることで、お互いの良さを引き出す効果もありますね。

やまけんさん、こんばんは!
聞いている側には、何かが起きているに違いない、と思わせるような感じがする・・・だけなんですけれど、弾いてる側とか演奏している側の人たちだけが、実際に体験するすごい事があるんじゃないのかなぁ?言葉にはできない何かが他の人との間に通じるというか重なる瞬間って音楽やってるとありますよね。

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