« 芋焼酎 青酎 | トップページ | 『アンデルセン・プロジェクト』 »

2006/06/28

『蒼いみち』小澤征良著

小澤征良さんの『蒼いみち』を読みました。彼女の初の長編小説だそうです。青春小説と紹介されているところもあるけれど、ちょっと違う感じかな。同じことを繰り返す毎日の中で、あるきっかけから、新しい自分に気が付く。偶然聞いてしまった間違い電話をかけた先のメッセージ。そのメッセージに誘われるように、帰宅途中の電車から降りてしまう。間違い電話の先を探し当てて・・・。あくる日、目覚めてみると、昨日と違う自分を強く感じるようになるのですが、決められた通勤経路をはずれる、日常から別の扉を開け非日常に飛び込むことで、自分の中にくすぶっていたものに気づき、暮らしの中に新しい風が吹き込むような瞬間が、とても素直に書かれている小説でした。主人公の設定、たとえば、音楽を深く理解していたり、喘息を徐々に克服したり、犬が好きだったり・・・はご本人に重なるので、もしかすると自分の心情に近い小説なのかも。

« 芋焼酎 青酎 | トップページ | 『アンデルセン・プロジェクト』 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/67926/10716853

この記事へのトラックバック一覧です: 『蒼いみち』小澤征良著:

« 芋焼酎 青酎 | トップページ | 『アンデルセン・プロジェクト』 »

フォト