« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »

2006年6月

2006/06/30

『アンデルセン・プロジェクト』

昨夜、世田谷パブリック・シアターで『アンデルセン・プロジェクト』を見てきました。ロベール・ルパージュの1人芝居、2時間ちょっとありました。1人3役を演じ分けるのですが、不思議な感覚にとらわれて、ぐいぐい引き込まれてしまいました。来週には、白井晃さんによる日本語版の上演あるので、とても楽しみです。それにしても、アンデルセンというと、「人魚姫」とか「マッチ売りの少女」「はだかの王様」とかいくつかは童話を知っていたけれど、今回の芝居を見て、あらためて話の持つ影とか、救いがない部分とか、考えちゃいました。何かを強く望むと、結局はどこかにしわ寄せが来るのかもしれないけれど、望む事はやめられないし、夢を持つことはやっぱり悪くないものね・・・。

2006/06/28

『蒼いみち』小澤征良著

小澤征良さんの『蒼いみち』を読みました。彼女の初の長編小説だそうです。青春小説と紹介されているところもあるけれど、ちょっと違う感じかな。同じことを繰り返す毎日の中で、あるきっかけから、新しい自分に気が付く。偶然聞いてしまった間違い電話をかけた先のメッセージ。そのメッセージに誘われるように、帰宅途中の電車から降りてしまう。間違い電話の先を探し当てて・・・。あくる日、目覚めてみると、昨日と違う自分を強く感じるようになるのですが、決められた通勤経路をはずれる、日常から別の扉を開け非日常に飛び込むことで、自分の中にくすぶっていたものに気づき、暮らしの中に新しい風が吹き込むような瞬間が、とても素直に書かれている小説でした。主人公の設定、たとえば、音楽を深く理解していたり、喘息を徐々に克服したり、犬が好きだったり・・・はご本人に重なるので、もしかすると自分の心情に近い小説なのかも。

2006/06/26

芋焼酎 青酎

06062513
東京都青ヶ島で作られている青酎、サツマイモと麦と麦麹を使っているとのこと。35度あって、独特の味わいです。好き嫌いが分かれるかも・・・。私はちょっと駄目でした。

2006/06/25

『M:i:III』ミッション・インポッシブル3

M:i:III』の先行レイトショーがあったので、土曜日の夜見てきました。『花よりもなほ』は私につきあってもらいましたので、こちらは夫につきあってね。
あり得ない不死身さかげんのトム・クルーズではありますが、あっという間の2時間でした。アメリカは、きっとこの物語のように、裏切りが渦巻いていて、それを利用して儲ける人もいれば、方法を問わずにアメリカのやり方を押しつける人、そしてそれを正しいと疑わない人まで、何が正義なのか分からなくなっているのかもしれないなぁ・・・。「尚、このテープは自動的に消滅する・・・」というお約束の台詞は今回もありました。懐かしいなぁ。テレビシリーズ大好きでした。
それはさておき、びっくりしました。なんとシネマメディアージュで座席指定をした時の券の番号に「3」の入っている人にプレゼントがあって、下の時計をもらっちゃいました!(^_^)v
06062510_1

2006/06/23

『花よりもなほ』

是枝裕和監督の『花よりもなほ』を見てきました。時は元禄15年、お犬様の将軍綱吉の時代です。父の仇を追って、江戸に出てきた青木宗左衛門(岡田准一)は、実はへっぽこ侍、剣の腕がまるでいけてない。そんな彼を取り囲む長屋の人々は、みんな暖かい。貧乏だけれど一生懸命生きていて、みんなで肩寄せ合って暮らしていた時代の優しさが、映像からいっぱいあふれ出てきます。赤穂浪士に代表される仇討ちは、日本人にとっては、美談にたとえられますが、はたしてそうなのか?時代劇でこういう問いかけをしたのは、他にあるのかなぁ。復讐、仇討ちを繰り返せば残るものは憎しみばかり、でも生きていた肉親が残してくれたものは、もっともっと暖かいものがあったはず・・・という映画の台詞は、まさしく「人間同士の問題は愛情で解決しなければならない、武器では解決できない」と言ったツィメルマンの言葉にも私の中では繋がります。それにしても、サダさん(古田新太)っていいですね。ひょうひょうとしていて、ふざけているようで、ちゃんと見てる。次郎左衛門(香川照之)も、宗左衛門とは対照的なお侍だけど、どこか憎めないキャラクターだし、長屋の住民のたくましさが楽しかったです。

2006/06/22

新日本フィル定期演奏会

昨夜は新日フィルの第402回定期演奏会でした。(6月21日(水):サントリーホール)
 ショスタコーヴィチ作曲ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調op.77
 ショスタコーヴィチ作曲交響曲第7番ハ長調『レニングラード』op.60
 指揮:ジェームス・ジャッド
 ヴァイオリン:渡辺玲子
ここの所、ずぅっとクリスティアン・ツィメルマンのピアノだけを聞いているせいか、ショスタコの大音響がぐわぁ~んと頭の中に飛び込んできて、ちょっとクラクラしました。でも、打楽器を見ているだけでも楽しかった。ステージの端から端までめいっぱいオーケストラが乗っているのも、壮観でしたが、やっぱりオケのトップが座っていると、音も違いますね。先月はちょっと淋しかったので。
プログラムを読むと、ショスタコーヴィチがこの曲を作曲した頃の歴史的な背景、ドイツ軍がポーランドを越えてロシアに侵攻、レニングラードを包囲した事・・・などが書いてありました。1941年、それはツィメルマンが生まれるわずか15年前だったんですね。大勢の兵隊が、不気味で無意味な行進をしているのを揶揄するような第1楽章は、そういえば、ずぅっと前に、シュワルツネッガーだったかの栄養ドリンクのCMにも使われていたっけ・・・。
それにしても、最近の演奏会では、終わるやいなや「ブラボー」と叫ぶ人がいるけれど、音がホールに吸い込まれていく最後の瞬間、指揮者の振り終えた棒がわずかに震え息が止まる、オケの人達の腕が、身体が、止まる、そういう余韻を楽しませてください・・・とお願いしたいです。

2006/06/20

想いを言葉にする・・・ツィメルマンのこと

先日のツィメルマンのコンサートでの日本語によるスピーチは、ただ演奏会に来ただけなのに、意図せず政治的な意見を聞かされてしまった・・・と思われている人もいるようだけれど、「戦争に反対する」という気持ちは、はたして政治的な意見なのだろうか?人間として、至極当然な「心の声」なのではないかと思うのだけれど。そんな時、昨日19日の東京新聞夕刊に、岡田敦子さんの「一期一会のコンサートだった」という評論が掲載され、そう、その通り!とあらためて力が湧いてくるというか、あの日の演奏の響きが蘇るような思いがした。
『キャプションがあって写真が成り立つように、もしメッセージがなかったら、あのような凄惨なショパンが立ち現れたことを私たちは誤読すらできなかっただろう。』(東京新聞2006/6/19夕刊「思索するピアニストのメッセージ」岡田敦子より)誤読もできない、つまり演奏だけでは、その意図は伝わりきれずに、どうしても「ものすごい演奏だった」以上にはなり得なかったのだ。(スピーチ後の演奏曲目は、ショパンのマズルカと葬送ソナタ)
写真も絵画も音楽も、およそ芸術は、言葉や国境を越えて「何か」を訴えてくるものでもあるけれど、その根底にある想いが語られることは、よりその「何か」を強くする事もあるのだ。演奏会で、マイクを持ち、慣れない日本語で一生懸命語るツィメルマンの姿は、「自分の気持ちを一生懸命に人に伝える」ということの大切さを改めて気づかせてくれたと思う。あのスピーチは、彼にとってもリスクがあっただろうし、周りのスタッフも全員が賛成してくれた訳ではないだろう。それでも、彼はきっと何度も何度も日本語を声に出して練習しながら自分の決心を周りの人にも理解してもらう努力を惜しまなかったのだろうなぁ。
私達の世代は、子供の頃から何もかも今のように、物質的に揃っていた訳ではない・・・と、ふと思い出す。モノクロのテレビ、舗装されていない道路、木造校舎、ちょっと音のはずれたオルガン・・・、電車のシートも日比谷公会堂のシートも座り心地は悪かったし、ホールなんて古くて音響効果なんてものは無縁だったんじゃないかな。そして何より、親の世代は学童疎開をしていて戦争の体験者だったのだ。子供のころ聞かされた話は、どうにもピンと来なかったので、すっかり忘れ去っていたけれど、多くの人を不幸せにした戦争は、私たちからそう遠くない所に、たしかに存在していたのだ。今年50歳になるツィメルマンが、故郷ポーランドでどんな少年時代を過ごしていたのか、詳しい事は知らないけれど、ピアノの部品がなくて手作りしていた話は有名だし、当然ながら戦争は遠いものではなかったはず。
あの日、クリスティアン・ツィメルマンは、ピアノで、言葉で、全身で、彼の心のうちを表現したのだ。
心安らかに、暖かい芸術を紡ぐことができる平和な日々が、地球を包み込みますように。
・・・たまには真面目な意見も書いてみたりしました。
 *参考:朝日新聞インタビュー記事2006/5/24

 ♪6月2日の演奏会
 ♪5月20日の演奏会

2006/06/19

『ファンタスティック・フォー』

昨夜は、あまりサッカーにも興味がないので、DVDを見ましたがぁ・・・。つまらなかったぁ。宇宙に出ている時に宇宙嵐に遭った事で、5人の乗組員がDNAに変化を起こし、超能力を身につけてしまう・・・で、内輪もめしつつ、自分たちの力を認識し、1人だけ強大な力を得ようとした仲間を打ち倒す!というストーリー。この強大な力を得ようとした俳優さん、どこかで見たことあるなぁ?と思ってネットで検索してみたら、NHKのBSで放送していたチャームド魔女に出ていた人でした。それにしても、内輪もめのあげく、バスは壊すは、ビルは破壊するはで、自分勝手なことこの上ないのに、感謝されちゃったりして・・・。あらまぁ・・・。1961年のアメリカン・コミックという事ですが、スパイダーマン等のアメコミやら、MI-3のようなドラマや海外映画のリメイクやら、ハリウッド映画もオリジナルが少なくなった感じ。最近はCGのない映画を見ると、ホットする。たぶん「ドラマ」に飢えてるんだろうなぁ。映画館で見なくて良かった。

2006/06/17

芋焼酎 紫尾の露

06061315
芋焼酎、紫尾の露(しびのつゆ)です。最近、美味しんぼ95巻にも紹介されていましたが、若い女性の杜氏さんが作っているそうです。蓋をあけると、とても良い香りがします。白いラベルのものもあるようですが、こちらは甕仕込みだそうです。水割りにすると、ちょっと物足りないかなぁという感じがします。

2006/06/15

点から線へ・・・。

プライベートでも仕事でも、新しいことを始めると、初めまして!の人達が増える。その「点」のような出会いが、「線」になるように、ひとつひとつの出会いを大切にしたいなぁ・・・と思う今日この頃です。
昨日も今日も、楽しい人達と美味しい食事。いろんな人に出会えることは幸せです。

2006/06/13

のだめカンタービレとマングース

06061303_1
予約していたのが届きましたぁ。新刊だけ買えばいいやと思っていたのに、ついつい「おまけ」まで頼んでしまいました・・・。お腹を押すとギャボ!とうるさいですよ。のだめのラヴェルとかドビュッシー、サティ・・・サンサーンスのP協とか、フランス音楽聞いてみたいですね・・・。のだめカンタービレ(15) 限定版

2006/06/11

ケリーのバッグ

06061007c
ケリーのバッグです。通称ケリーバッグです。(笑)
ペット良品宅配便で買いました。パラシュートキャリーというもので、なかなか便利です。ケリーも気に入ってるようで、自分から入ってきます。それにしても、なんだかとぼけた顔してますよね。

2006/06/09

いよいよ梅雨です。

今朝はかなり強い雨だったようです。この時期、困るのが靴です。なかなか雨の日用の良い靴ってないですよね。みんなどうしてるのかなぁ?と思って足下を見ると、素足にサンダルの人もいるけれど、特別に雨の日用の靴を履いている人ってあまり見かけないですね。ちょっと風があったりして、傘をさすことに気を取られていると、うっかり小さな水たまりにぴちゃっと入っちゃたりして・・・。子供の頃のように長靴を履いていれば、それも楽しいのかもしれませんけれど、普通の靴だとがっくり・・・。湿気があって温度も高いと靴の中も蒸れますね。そんな時にはベビーパウダーを入れると良いです。匂いも取れるし、ベタベタも取れます。シーズンが終わって靴をしまう時にも、ベビーパウダーを少し靴の中に入れてティッシュなどで全体に伸ばしておくと、次のシーズンも靴の中が気持ち良いです。

2006/06/07

色づく紫陽花 その後

左の画像が、6月5日、そして右が7日です。あっと言う間に美しい色に!早いなぁ。去年より色が濃くなりました。これはやっぱり土のせいかな。でも小さな苗で買った紫陽花が、こんなにりっぱに育つなんて。自然の力ってすごいなぁ・・・。
0606010406060704

2006/06/06

頭文字D ハチロク

06060606これもコンビニで買いました。でもお菓子は入ってない。(笑)ようするにたんなるオモチャであります。藤原とうふ店の拓海君とハチロクです。連載中の漫画の方は、最近はあまり進んでないなぁ・・・。休載多いし。

2006/06/05

おまけはドコモダケ!

おまけに10種類のドコモダケが入っているんですって。ついつい買わないように気をつけようっと。
0606050406060511

2006/06/04

『トランスポーター2』

土曜日の夜、シネマメディアージュで『トランスポーター2』を見てきました。映画好きの割には、最近見たい映画もあまりなく、劇場鑑賞は久しぶり・・・。やっぱり劇場のサイズって映画を見るのには必要なのだなぁ・・・なんてあらためて思ったりしました。映画の方は、ストーリーはともかく、ひたすら走る、走る・・・車が走る!あんなスピードで走られたら、絶対に酔っちゃうわ、というような速さと技・・・。ドリフトなんてもんじゃなく、グルグルであります。あれこれ考えずに、楽しんじゃいましょうという映画。面白かったです。それにしても、最初のいろんな映画の予告編が長かったこと・・・。本編始まる前に飽きちゃいました。それと、映画が終わって明るくなってみれば、みんな自分の飲んだ紙コップとか、ポップコーンの空き袋とか、片付けないんですね。劇場を出れば、係の人がゴミ箱の前で受け取って、捨ててくれるこの劇場でさえ・・・ちょっとそこまでゴミを届ければいいだけなのになぁ・・・。

2006/06/03

『クリスチャン・ツィメルマン ピアノリサイタル』(2)

5月20日の演奏を聞いた後、何故だか「どうしてももう一度聞かなければ・・・」という気持ちがどんどん大きくなって、偶然、行けなくなった方からチケットをお譲り頂く事ができました。ありがとうございます。
 ♪モーツァルト:ピアノ・ソナタハ長調K330
 ♪ラヴェル:高雅にして感傷的な円舞曲
 ♪ショパン:バラード第4番ヘ短調op.52
 ♪ショパン:4つのマズルカop.24
 ♪ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op.35「葬送」

今日のモーツァルトは、とても丁寧に丁寧に深く深く弾いているような感じでした。その後のラヴェルは、弾けるように、そしてショパンは、美しく・・・本当に細胞1つ1つに染み渡ってくるような演奏でした。でも何かがひっかかる、日本ツァーも1ヶ月たち疲れもたまってきたのかなぁ・・・とちょっとばかり心配してしまいました。ところが休憩後、彼は、紙を手に握って舞台中央へ。楽譜にしては薄いなぁ?と思っていた所、スピーチが始まったのです。30年くらいクラシックの演奏会に行っているけれど、こんな事は初めてでした。

「日本の皆様こんばんは・・・」と日本語で始まったそのスピーチは、最後まで一言一言丁寧に日本語で語られました。ジャパンアーツのブログにもあるように、戦争に参加した日本をとても残念に思ったこと、そしてその事に反対した人達に敬意をもってこの演奏を捧げたいという事をおっしゃっていました。

一番印象的だったのは、「人間同士の事は愛情をもって解決しなければなりません。武器をもっては解決できないのです。」との言葉でした。会場からは、拍手がわき上がりました。その後の演奏は、あふれ出てくるものを、ギリギリの所でコントロールするような迫力がありました。すべての事柄に対して、深く暖かい愛情をもって接することこそが、彼の姿勢なのだと感じました。音楽も、家族にも、聴衆にも、そしてピアノにも・・・。彼はきっと、ピアノを弾くために生まれてきたのではなく、ピアノを弾くことで何かを伝える為に生まれてきたのかもしれません。本当に昨夜の演奏会に行けて良かったと思います。忘れられないショパンのソナタ「葬送」です。

 ♪5月20日の演奏会
 ♪新聞評など読んで

2006/06/01

色づく紫陽花

06052907
日に日に紫陽花が色づいてきます。ということは、日に日に梅雨がそこまでやってきているという事かな。
6月1日といえば、衣替え・・・学生の頃は、制服が夏服に替わったんだったなぁ。そして結婚記念日。お互い元気で、何よりそれが一番幸せかもね。

« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »

フォト