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2005/09/30

『空中庭園』角田光代

角田光代の『空中庭園』を読みました。監督の不祥事があるまで、映画化されてるとは知らなかったけれど、たしかに映画にしやすそう。家族のそれぞれみんなにドラマ(事情)があるから、登場人物を描きやすそう。『対岸の彼女』を読んだ後、何かもう1つはこの人の本を読んでみたいなぁと思っていたので、そういえば、石田衣良との対談で話題になっていた「空中庭園」にしようと本屋で手に取ったのでしたが・・・。第1章を読み始めて、あぁこれは駄目かも、最後まで読めないかも・・・この高校生の女の子の虚無感というか、すべての生活との距離の置き方が耐えられない・・・と思ったのですが、読み進むうちに、構成のおもしろさに引っ張られました。でも読後感はどうにもスッキリしませんでした。グルグルとループの中でもがいている家族それぞれ、結局どこかで違うと思いながらも、危ういバランスが保たれて続いていく日々が救われない感じ。親も子も、夫も妻も、みんな暖かい絆を、本当は求めているんだろうなぁ。

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